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愛宕の松、伯楽星 宮城県 新澤醸造店  愛宕の松のお酒紹介はこちら

 宮城県の新澤醸造店では、「伯楽星(はくらくせい)」と「愛宕の松(あたごのまつ)」という二つの銘柄があります。「愛宕の松」は火の神様・愛宕神社にて、昭和天皇の御前公園の記念に命名された銘柄で、地元の酒米を100%使用し、宮城酵母で醸すことを必須とする、宮城づくしの日本酒の限界を表現する酒質を目指しています。現在「愛宕の松」の取り扱いをさせていただいております。

 宮城に若き天才杜氏といわれる新澤巌夫さんが造る「伯楽星(はくらくせい)」というお酒が誕生して今回4度目の造りをしています。「伯楽星」と宮城にこだわった「愛宕の松(あたごのまつ)」の2本立てなのですが、お願いして2年「愛宕の松」を少し出せるようになりましたと、この正月にサンプルをいただき早速酒蔵へ伺ってきました。160石で4年前にスタートし、今年の造りが400石、蔵元で杜氏でもある29歳の新澤さん、27歳と24歳というめちゃめちゃ若い2人の蔵人さん、あと40歳代の数人の季節労働だそうです。
  
 何が天才かって新澤巌夫さんは東京農大の学生の頃から、最年少の利き酒チャンピオン!!その絶妙な舌をきちんと活かしたお酒の味造りをしています。
  
 
「究極の食中酒」

がテーマの酒蔵ですが、これまで紹介してきた食中酒とも全く違うスタンスです。
  
 平成11年に蔵へ帰ってきたときは、大きな借金を抱え倒産の危機だったそうです。それでも自分たちでお酒を造ろうと、新澤さん、2人の蔵人さんとでどんな酒質のお酒を造るか考え抜いた末に飲み飽きしない「食中酒」を目指すことになったのだそうです。もちろん香り高いお酒、インパクトの強いお酒も考えたそうですが、おいしくても1杯、2杯で飽きるお酒ではなく、1杯目のインパクトがなくても2杯目、3杯目と杯が進むお酒を選んだそうです。借金があり、早く結果を出さなければならない状況で、あえてこういう酒質のお酒を造り始めた若者たちの意志の強さ、目標の高さ、感服します。
  
 今まで扱ってきたお酒とは味も違うのですが、蔵元の考え方もものすごく新鮮です。
  

 1、味的にスッキリ辛口の好きな方にまず好まれる酒質です。でも実際にはそのスッキリの中に味が詰まっています。私のように鈍い方はよーく味わってください!
    
 2、究極の食中酒のため、お酒だけでは味が少し足りない!でも食事の味が加わって完成されると意図されています。
    
 3、お酒は熟成させたほうがうまくなる!という考え方を、自分のお酒には想定していません。自分のお酒の酒質から考えて、若いうちに飲んでいただく!そのために若く飲んでいただくように出荷する!
    
 どの蔵元さんもポリシーをもってやられていますが、新澤さんのところは、そこまでやるのか!!と私が驚くほど徹底しています!日本酒の世界も若い造り手が増えて変わってきたなあと感じていますが、新澤さんのお話を伺って、こんな考えもあるんだなあと本当に感心して帰ってきました。
  
  
 新澤さんは、とくに飲み屋さんで飲まれることを強く想定して造ってらっしゃるようですので、個人のお客さんはもちろんですが、飲食店の皆様、もしまだお飲みではなかったら、是非チェックしてみてください。
  

 画像は新澤醸造店さんへお邪魔したときのものです。

 仕込タンクの前に立つ新澤さん、自信満々に見えるでしょう!

 2番目の画像が仕込タンクが並んでいるところ。
 3番目がその仕込タンクの中のもろみです。
 4番目が酒母のタンクですが、酒母のタンクにも仕込タンクにもボワンと光ってきれいに見えるのは裸電球です。裸電球の熱で、もろみの微妙な温度管理をしています。

 その下がお酒を搾る「ヤブタ」と呼ばれる搾り器ですが、これがただのヤブタではありません。搾る時点でお酒の温度をマイナス2℃にし、そのままの温度で搾ってしまいます。また搾ったお酒は一週間以内で火入れして、冷蔵庫で瓶貯蔵されるという、お酒を若い状態で保つことを徹底しています。

テーブルにずらっと並んだお酒、利き酒のために準備していただきました。新澤さんもお酒を利いていますが、同じように口に含んでいても、私の利き酒とはまったく別の次元なんだろうなあと思ってしまいました。
ここで蔵人さんたちと自分のお酒はもちろん別の蔵のお酒もいろいろ利き酒しながら勉強しているのだそうです。


 愛宕の松のお酒紹介はこちら!

 愛宕の松でしか飲めない「ひより」というお米の純米大吟醸もあります。是非一度お試しください!


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